- 2005年8月24日 03:51
- モノ
誰もが願うこと。
それは悲劇を2度繰り返してはいけない、ということ。
くしくも、今年は日航機墜落事故から20年目にあたる。
あの惨劇から僕たちは何を学んだのか。
そうした特集やドキュメンタリーによって改めて気付かされる、世の中の忘却の仕組み。いつしか大事なことを忘れてしまうのが人間の業なのかもしれない。
岡崎京子は「しあわせを疑うものはしあわせになれない」と言った。たしかに、不幸な出来事を忘れることができるからこそ、人は幸せになれる(あるいはなったと思える?)のだろう。
しかし、傷が癒え、当たり前のように平穏な、ささやかな幸せを享受するようなとき、惨劇は突然訪れるのだ。
ともに戦った盟友は、この病におかされた者特有の、切ない呼吸音から、次のような名をつけた。
「シュウィーン、カチ」病、と。
あの時と全く同じ症状。
姉を苦しめた死に至る病が、ついに妹にまで、その触手をのばそうとしている。
もはやどうすることもできないという無力感。
同じ病に最愛の人を二人も失う悲しみの深さ。
神様なんていないのかもしれない。
とにかく、今は彼女の回復を祈るとともに、
この惨劇の行く末を、ただ、手をこまねいて見ていることしかできない。
スパイは2度死ぬかもしれないが、僕のiPodは2回も殺させやしない。
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