- 2005年8月10日 00:18
- モノ
首の後ろ側と、肘、膝の内側に"あせも"ができてしまった。
夏らしいね、なんて笑って済ませられる話では、もちろんない。
"あせも"なんてオトナになってから一度だってでたことがなかったのに、なぜだ。
別にむっちゃかゆいってわけじゃないんだけど、気になる。そして汗かくとなんか不快。やってらんねーよ。
そんなわけで、すっかりブルーにこんがらがっていた僕の心に、救いの光がさしたのは、まさしくレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を読んでいる時だった。
『長いお別れ』 チャプター14 冒頭
翌朝、耳たぶのタルカム・パウダーを拭いているときにベルが鳴った。入り口へ行って、ドアをあけると、ヴァイオレット・ブルーの瞳が私を見つめた。けさは茶色の麻の服で、とうがらし色のスカーフをまき、イアリングもつけてないし、帽子もかぶっていなかった。少々蒼ざめてはいたが、二階から投げとばされた人間には見えなかった。彼女は私に困ったような微笑を見せた。
"夢の女" アイリーン・ウェイドがマーロウの事務所に訪ねてくるシーンだ。
そうです。賢明なる読者のみなさんはもうお分かりでしょう。
あの、ハードボイルドワンダー名探偵のフィリップ・マーロウは、タルカム・パウダーを愛用しているのです。
僕はこの一説を読んで、それまでなんとなくベイビーの風呂上がりアイテム的に認識していたタルクを、一転、超クールな大人の男のマストアイテムなんじゃねーか、と、思った訳なんです。
さりげない身だしなみ。
それがタルカム・パウダー。
あの娘も白い粉まみれ、ある意味フェティッシュ。
それがタルカム・パウダー!!
タルカム・パウダー、イイネ!
色々調べていたら、もともと昔の男性はおしゃれの一部として結構当たり前に使っていたこと、最近のアズベスト問題で一世を風靡していたことなどが明らかになりました。
でもJ&Jのやつは、結局安全らしいので、気にせず行こうと思います。
ロング・グッバイあせも!
というわけで、残りの夏はタルカム回帰運動で、涼しげに乗り切る所存です。
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