- 2005年1月18日 22:46
- 映画
時として人間とは不条理な生き物だ。
もうイヤだ、嫌いだと思っているいるのに離れられない恋人。2度と手を出すまいと思っているのについ打ってしまう何か(ドラッグ/パチンコ等)。深夜に食べちゃだめだって分かってんのに気付いたら「全部のせ」ているラーメン。そう、人はやってはいけないことをついやってしまう習性がある。そこに落とし穴があると分かっていながらハマる気持ちよさ。不条理な選択は、いつだって損得感情やメリットデメリットでは量れない快感を伴うのだ。そして僕もまた、そんな不条理ゆえの快感に絡めとられてしまった一匹の子羊だった??。
というわけで、ヘザーグラハム主演「バッドトリップ」である。ああ、愛しのヘザー・グラハム!金髪碧眼そしてプレイメイトなみのスタイルで、僕らを魅了してやまないローラーガール。
だけど本当はもう、DVDを手に取った瞬間僕には分かっていたんです。こいつはヤバいぜと。
以下:DVD NAVIよりあらすじ
ヘザー・グラハムが、ストーカーに付きまとわれ、暴行、陵辱の限りを尽くされる美貌の若妻を演じた官能エロス。多重人格者の若妻・オリーブは、ある日、謎のストーカーに遭遇、以来、エロティックな妄想が現れ、現実と夢想の境界を失っていく。
ね、もうエロ満載な感じが「あからさまにダウト」なのだ。「暴行」、「陵辱」の限りを尽くされる「若妻」だよ?しかも名前が「オリーブ」て。いくらなんでもこれは、ねぇ?
僕の中に居るこれまで上質の映画を愛してきた良心は必死で説得を試みる。「おい、こいつはヤバいぞ。本当にくだらない映画だ。第一もしエロいのが見たいならわざわざこんな中途半端なものを借りる必要はないじゃないか。そんなんだったら俺がついてってやるから奥のアダルトコーナーに行こうぜ。な?」と。しかし僕の中の理不尽を愛する少年はそんな言葉にいっさい耳を貸さない。かっこいいぐらい貸さない。麗しのヘザーがストーカーに!って時点で前後不覚なのだ。こいつはとてもまともに判断できる状態じゃない。あとはもう時間の問題でした。気付いたらレンタルビデオの青色のバッグの中には、件の「バッドトリップ」なる作品が封入されていたのである。。。
で、これがほんとにつまんなかった。もうね、ここまでつまらないと正直笑いとばせもしない。しかも当然大してエロくもねーのだ。あー、僕は貴重な時間を失った。激しく後悔をしたのは言うまでもない。だけど、同時に嬉しくもあった。俺はまだ損得だけで生きてるわけじゃないんだと。負けると分かっている戦場に出向く勇気が、俺にもまだあるじゃないかと。
もしこのブログを読んでいる人の中に、「俺もその勇気が欲しかった」とか「もうそんなに言うなら怖いもの見たさでみたい」という奇特な方がいれば、ぜひ見てみてください。僕はそんな人と一生友達でいられる気がする。
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